育ってきた環境が違うから好き嫌いはいなめない
一緒に過ごしていると好みの食べ物や習慣が違うことに戸惑うが、頑張って一緒に過ごしていけるように努力してみるよというなんとも微笑ましい歌詞が人気になった。
いまでもたまに「好き嫌いはいなめない」というフレーズをみかけるので素朴に聞こえる歌詞だけどインパクトは大きい。
引き算の歌?
引き算で作った音楽という方が高尚な気がするがどうだろう。
無駄がないものに美学がそなわっているように感じる。
この歌も、登場人物として男女がいているけれどじっさいに登場してふたりがどうするという場面は描かれない。
ふたりがいて物語はあるけれど時間が進んだりしているわけではない。男女どちらかが相手のことを思って、歌詞のようなことを考えている。
その場面に時間経過がないのがとてもいい。
時間経過があるとそういう特別なシーンを演出してしまうけれど、時間経過が無いのでなんでもない日常感が強くなる。
メロディも強烈な印象を与える派手なフレーズはなく、ゆったりしたフレーズの繰り返しが心地よい。
盛り上げるぞー、という強さをはぶいて、むしろそういう意図的なものを減らしていったメロディに感じる。
心地の良い歌
強烈な歌詞やメロディもいいけれど、こういう心地よい音楽もいい。
なにげないものを描いた曲とまた出会っていきたい。
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