たびたび思い出す妙に印象的な作品
女の子が友達の家でベッドの下に潜んでいる不審者に気付いてしまう。
不審者はまだこちらが気付いたことを解っていないようだが……?
そこで女の子が自分が助かるためにどう対処すべきか、「こちらが気付いたことがばれたら即座に襲ってくるかもしれない」「住人の友達も助けたいが確実に生還するには見捨てるべきか?」というたんたんとした攻防が繰り広げられる。
その静かな戦いが淡白な絵柄とマッチして引き込まれていく。
ホラーサスペンス
不気味なストーリーだけど絵柄や冷静なキャラクターの言動で怖さは無い。
それでもラストではホラーらしい足場が急に消えてしまうような怖さがあって、ミステリーとしてもホラーとしてもとても完成度が高い。
とにかく一度読んだら印象に残る作品で、誰かに空気感と一緒に堪能してもらいたい。
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